Asahi.com July4th, 2011小豆島伝統の「虫送り」復活へ

小豆島伝統の「虫送り」復活へ 「八日目の蝉」ロケ機に

香川県の小豆島でこの夏、夜の棚田をたいまつが彩る伝統行事「虫送り」が7年ぶりによみがえる。たいまつを持つ子どもが少なくなり途絶えていたが、小豆島を舞台にした映画のロケをきっかけに、島民のなかに復活の機運が高まった。

 竹の先にたいまつをともした「火手(ほて)」の炎が、標高差約100メートルの棚田沿いの小道に連なり、ゆらめく。子どもらが「灯(とも)せ、灯せ」と声を掛けながら歩く姿に、永作博美さんらが演じる親子が「きれいやなあ」とつぶやく。映画「八日目の蝉(せみ)」のワンシーンだ。

昨年7月のロケで、「日本の棚田百選」の一つ、中山千枚田の地区住民約60人を中心に、小豆島町内の約150人が参加して撮影された。

 

中山千枚田であった「八日目の蝉」のロケの様子=2010年7月24日、香川県小豆島町中山、中塚正春撮影映画「八日目の蝉」で、永作博美さん(左から2人目)や地元住民が出演した「虫送り」のシーン=2011映画「八日目の蝉」製作委員会提供

 

映画「八日目の蝉」で、永作博美さん(左から2人目)や地元住民が出演した「虫送り」のシーン=2011映画「八日目の蝉」製作委員会提供